SAS Japan

活用事例からデータ分析のテクニックまで、SAS Japanが解き明かすアナリティクスの全て
Analytics | Learn SAS | Students & Educators
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SASのオンライン学習コース「Skill Builder for Students」の紹介(1)

私は現在大学で生物統計学を専攻していますが、「SASを使えるようになりたいけど具体的に何をすればいいかわからない...」といった声をしばしば耳にします。医療系に限らず、このような思いを抱えている学生の方も多いのではないでしょうか。以前にSAS Blogに投稿された 【冬休みに勉強しよう】アナリティクスの学習(1) Skill Builder for Students では、学生を対象として、SASソフトウェアや統計解析・機械学習を中心とした基礎的な知識、スキルをe-Learningを通じ習得可能な無料のオンライン学習プラットフォーム「SAS Skill Builder for Students」を紹介しました。 このSkill Builder for Studentsで提供されているe-learningの各項目の内容について、学生目線での簡単な感想とともに連載していきます。ぜひこの機会に一緒にSASを勉強してみましょう!   Skill Builder for Studentsの内容 Skill Builder for Studentsへログインすると「Learn SAS」「Get SAS Certified」「Career Resources」の3つのタブが存在しています。それぞれのリンク先では以下のような情報、学習コースが提供されています。 Learn SAS SASが提供している無料利用なソフトウェアやSAS認定資格についての概要 E-lerningコースと各種資格に対する対策 Get SAS Certificated SAS認定資格受験料割引の機会 試験日程のスケジュールやスコアレポート・デジタルバッジの請求 Career Resources データアナリティクスの専門性を学ぶ意義とキャリアの見つけ方 SASが提供しているインターンシップやフェローシップの紹介 SASコミュニティの紹介 SASソフトウェアに対する知識だけでなく、その後の長期的なキャリアプランも見据えた内容となっています。特に学生の方については、SASを学ぶことによってどのようなキャリアプランがあるのかのイメージがなかなかつきにくいかなと思いますので、その点でもオススメです!   E-Learning コースとSAS認定資格の内容 E-Learning コースと各種SAS認定資格については、「Learn SAS」のタブから、「Start

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Apache Log4jのCVE-2021-44228脆弱性に関するアップデート

Log4jの脆弱性に関する最近のニュースは、SASのお客様の多くにとって依然として最大の懸念事項です。ここでは、SASによる最新の活動と発見事項を皆様と共有したいと思います。 SASのお客様へ: SASソフトウェア環境およびSAS Cloudホスティング環境のセキュリティと完全性は常に当社の最優先事項です。SASのチームは、Log4j脆弱性に関する報道が出た後の早い時期(2021年12月中旬)に迅速に対応しました。オンプレミス環境のお客様のためには、影響を受けるSAS製品に関する情報はもとより、推奨されるアクションもご案内しました。SAS Viya 2021.2.2には、アップデートされたバージョンのLog4jが含まれています。加えて、当社は「loguccino」という無償ツールをリリースしました。お客様はこれを使うことで、ご利用中のSAS 9.4およびSAS Viya 3.x環境内にある脆弱なlog4jファイル群を検出し、パッチを適用することができます。 SAS Cloudホスティング環境のお客様のためには、「こうした脆弱性が悪用される可能性のある、この環境の複数の側面」を即座に強固にしました。具体的には、ネットワークベースのポリシーの厳格化や監視の増強などです。当社では「これらの公表された脆弱性に特化した形での、SASソフトウェアに関連した攻撃」のエビデンスは一切検知しておりません。 さらなる調査の結果、当社では「Log4j脆弱性自体は深刻であるものの、SASがホスティングされているシステム内におけるLog4jのコンフィグレーションおよび利用法では、エクスポージャーは極めて限定的」と判断しました。いかなる未認証ユーザー(=既存のアクセス権限を持たないユーザー)も、リモートコード実行脆弱性(RCE脆弱性)をトリガーすることはできません。これらの発見事項と既に実施済みの予防措置とを踏まえ、当社では「SAS Cloud内のお客様のSASアプリケーションとデータは安全性が維持されている」という確信を感じています。 さらなる詳細については、本件に関するSAS Security Bulletin(セキュリティ速報)をご覧ください。 ご利用中のSAS環境の生産性・安全性の維持に関する皆様の継続的なパートナーシップに感謝いたします。また、SASのお客様でいてくださり、ありがとうございます! セキュリティ速報のハイライト 上記の速報のアップデートに関する通知を受け取るには、SAS Support Communitiesのトピック「Updates on log4j Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2021-44228)」をサブスクライブするか、このRSSフィードをフォローしてください。 SASでは、お客様のために “監査済みの自動化されたアプローチ” を提供する取り組みの一貫として、「loguccino」という脆弱性パッチスクリプトを開発済みです。このloguccinoは「logpresso」に似たツールですが、SASソフトウェア向けにカスタマイズされています。このツールはSAS 9.4およびSAS Viya 3環境を修復するために特別に設計されており、脆弱なLog4j JARファイルを再帰的に検索し、JndiLookupクラスを取り除いた上で、この脆弱性を含まない状態でJARを再パッケージ化します。 上記の速報には、SASがアップデート済みバージョンのLog4jを自社ソフトウェア内にデリバリーするにあたっての計画とタイムラインも記載されています。 SAS Viya 2020.1、SAS Viya 3.5、SAS Viya 3.4プラットフォームおよびSAS 9のSAS Logonプロセス内でのLog4jの利用に関してSASが実施した継続的および継続中の調査では、「CVE-2021-44228に関するコミュニティの理解を踏まえると、未認証のRCEエクスプロイトは現時点では不可能である」という結論に達しています。 大手の脆弱性スキャニング・ベンダー(Qualys、Rapid7、Tenable)はすべて、「この脆弱性に関連した最も一般的な攻撃ベクトル群をチェックするための、アップデートされたシグニチャ群」をリリース済みです。 最後に念のため繰り返しますが、お客様はいつでも当社のSupportサイトで最新のセキュリティ速報(英語)をご覧いただけます。 この記事は、英語版のオリジナルをもとにSAS Institute Japanが翻訳および編集したものです。

SAS Events | Students & Educators
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#SAShackathonに参加してみよう~好奇心を形に~

データを使って新たな知見を見つけたいと思ったことはありませんか?実社会の問題を解決したいと思ったことはありませんか?そんなあなたにぴったりのイベントがあります! 昨年引き続きSASでは、SAS Hackathonというハッカソンイベントを開催します。過去のSASハッカソンについてはこちらをご参照ください。このイベントは開発者、学生、スタートアップ企業、SASの顧客・テクノロジーパートナーの皆様を対象としており、世界中から参加者を募集しています。 参加者は以下の分野の中から興味のある分野を選択し、テーマの設定、そのビジネス課題・社会問題の解決をチームで目指していただきます。チームは最低2人から最大10人までで、経験豊富なデータサイエンティストから初級者、パートナーやSASの専門家などなど幅広い方が、Microsoft AzureでSASとオープンソースを使用し世界規模でつながることができます。 また本イベントでは各チームにSAS Viyaを実行するクラウド環境や、メンタープログラムも用意されており、それぞれのチームにガイダンスやサポートが提供されます。SASコミュニティのHacker's Hubもご参考にどうぞ。   イベントスケジュール SASハッカソンのイベントスケジュールは以下のようになっています。 2021年12月1日〜2022年2月15日 登録期間 2022年1月26日 キックオフイベント 2022年1月5日~3月31日 デジタルラーニングポータルへのアクセスの有効化 2022年3月1日~3月31日 ハッカソン環境へのアクセス 2022年4月1日~4月7日 ビデオの録画とアップロード 2021年5月 ファイナリスト発表 2021年9月 受賞者イベント   ガイドライン SAS Hackathonは、開発者、学生、スタートアップ企業、SASの顧客、およびテクノロジーパートナーを対象としています。チームは、組織内の人々、組織とテクノロジパートナー、またはグループへの参加を検討している個人で構成できます。 チームが取り組む実際の課題(ビジネスまたは人道上の問題)の説明が必要です。 テクノロジーパートナーは、顧客や学生とチームを組むことができます。 スタートアップ企業は、顧客や学生とチームを組むことができます。 参加者である皆様の抱える問題をハッカソンで取り組うことが可能です。テクノロジーパートナーと協力する顧客は、一緒に新しい市場につながるパートナーシップに向けて取り組むこともできます。 学生と開発者はチームを形成できません。ただし、顧客、パートナー、またはスタートアップチームに参加すれば、参加できます。 ※参加をしたいがチームが見つかっていない学生や開発者は、次の登録手順の4において「Looking for a Team」を選択してください   登録手順 SAS Profileを作成します(既に持っている場合は2へ) SASハッカソンのイベントページにアクセス 画面上部中央にある「Register Now」をクリック 以下の3つのタイプから合うものを選んでクリック Team Leader 参加するチームが決定しておりチームリーダーである人 Team

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【冬休みに勉強しよう】アナリティクスの学習(2) Viya for Learners

前回の投稿 【冬休みに勉強しよう】アナリティクスの学習(1) Skill Builder for Students では、学生向けのリソース・ハブである Skill Builder for Students に登録し、e-Learningでの学習についてご紹介しました。取り上げた学習コースでは、SAS Visual Analytics をツールとして用いていましたが、このソフトウェアは SAS Viya と呼ばれるアナリティクス・プラットフォームで提供されます。 SAS Viya は次のような特徴を持っています。 アナリティクスによる課題解決に必要な「データの管理と準備」「分析による発見とモデル構築」「分析結果の実装」を一つのプラットフォームで提供 機械学習、ディープラーニング、テキスト解析、画像解析、予測、最適化などAI機能を網羅 グラフィカルな操作、SAS言語、Python、Rなどによるプログラミング、REST APIによる機能提供を実装し、アナリティクスへのアクセスをオープンにする これらの特徴は、企業や組織でアナリティクスを用いて価値を発揮するために必要なものでありますが、学生がデータ分析を学ぶ場面では必ずしも重要なものではないかもしれません。しかし、GUIやSAS言語、オープンソース言語など、それぞれの学生が得意とするスキル、今後のキャリアに役立つ技術を磨くプラットフォームとしては有用です。SAS Viya は商用またはアカデミア向けのライセンス提供がありますが、教育目的には無償の SAS Viya for Learners がSaaS形式で提供されています。 SAS Viya for Learners は、SAS Skill Builder for Students と同様に、大学ドメインのメールアドレスを登録したSASプロファイルをお持ちであれば、無料で登録・利用することができます。クラウドでの提供ですので、ソフトウェアをインストールする必要はなく、Webブラウザからアクセスするだけで利用できます。GUI操作での可視化(SAS Visual Analytics)や、機械学習モデル作成ツール(SAS Model Studio)、SASプログラミングについては、SAS Skill Builder for

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