SAS Events

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SAS Events | Students & Educators
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第4回「データサイエンティストのキャリアと活躍のかたち」レポート

データサイエンティストを目指す学生向けのセミナー「データサイエンティストのキャリアと活躍のかたち」の第四回が7/25(木)に開催されました。第一回・第二回・第三回に引き続き、今回も大変多くの学生の皆様に参加していただき、有意義なセミナーとなりました。本記事では、当日の様子についてご紹介します。 本セミナーでは、データサイエンティストのキャリアと活躍の場や、ビジネス上でアナリティクスがどのように活用されるかについて、スピーカーがこれまでの経験をもとに紹介しました。 SHIONOGIにおける開発領域のData Scientistとは? はじめに、データサイエンティストのキャリアについて、塩野義製薬株式会社の木口さんのご講演です。木口さんはSHIONOGIのData Science Groupに所属されている方です。Data Science Groupは主にデータサイエンティストやプログラマーで構成され、生物統計家やデータマネージャーと協業して医薬品開発を行っています。 最初に、医薬品開発におけるデータ活用の様子について紹介していただきました。医薬品開発領域では1つの医薬品が世の中で販売されるまでに、臨床試験を何度も繰り返して仮説を検証します。Data Science Groupは、この過程にデータ活用とデータ駆動型医薬品開発を取り入れています。 医薬品開発で活用されるデータには、生物統計家が仮説の推定・検定を行うための臨床試験データやデータサイエンティストが新たな仮説を設定するためのリアルワールドデータ、仮想臨床試験などをするためのシミュレーションデータがあります。これらのデータを組み合わせて活用して医薬品開発の効率化を行っています。 次にデータサイエンティストに求められる役割とスキルについてです。SHIONOGI医薬品開発領域が考えるデータサイエンティストの役割は、科学的にデータを活用するスペシャリストとして、データ駆動型の業務改善を行い、製品価値最大化のためのデータ駆動型医薬品開発をすることであると伝えていただきました。 また、製品価値最大化のためのデータ駆動型医薬品開発はデータサイエンティストが社内外のデータに基づく仮説の導出をし、その仮説をもとに生物統計家が計画立案をして臨床研究で検証するというサイクルがうまく動くことが理想形であると伝えていただいきました。 この役割を果たすために必要なスキルには、統計理論の知識やプログラミングの技術、ITスキルなどもありますが、木口さんは特にチームの中で自分の思っていることを伝える・相手の意思を受け入れるといった「ビジネススキル」が大切であるとおっしゃっていました。 実際にSHIONOGIの様々な分野の技術を組み合わせた活動事例の紹介をしていただいた最後に、「仕事は、多くの失敗から得たヒントをパズルのように組みあわせ、成功に導くこと」であるというメッセージを学生の皆さんに伝えていただきました。ピースは個人が持つ得意な部分・とがった知識でもあり、それらを組み合わせることで新しい仮説を導くことが役割であるという言葉が印象的でした。 不正・犯罪対策におけるアナリティクスの活用 続いて、不正・犯罪対策の分野おいて活用されるアナリティクスについて、SAS Japanの新村による講演です。 今回の講演では、「不正・犯罪対策」の一例としてマネーミュール(知らずのうちに不正な送金に加担してしまう人)を金融機関とのやり取りから検知する活用例を紹介しました。 怪しいお金のやり取りを不正犯罪の被害者口座から見つけるためには、フィルタリングや異常値検知、機械学習、ネットワーク分析など様々な手段が使われています。それぞれの手段には特徴と難点があるため、SASでは複数の適切な手法を組み合わせて効率的に活用し、高精度な不正検知と新たな不正への対応を実現する(ハイブリットアプローチ)を取り入れています。 後半には、不正検知におけるアナリティクスの特徴をいくつか紹介しました。まず、サービス設計によるモデル・チューニング方針について、 ・本当に不正が起きていて、その不正を予測できる検出率を高める ・本当は不正が起きていないのに、それを不正と予測してしまう誤検知を減らす の両方について考えなければならなりません。また、不正検知はビジネスにおいて対外的な説明を求められるため、誰が見ても検知結果を理解できるような可視化をすることが重要です。さらに、不正対策コストと不正被害額の差を考慮するために経済合理性と理想のバランスが求められることも特徴です。 今回の講演内容はどちらも“データサイエンス”の分野としてイメージが浮かびにくいものだったように思われます。「いい医薬品を開発する」ことや「不正・犯罪を検知する」ためのアナリティクスについて知るきっかけになる、とても貴重な講演でした。 SAS student Data for Good communityの紹介 最後に、学生のデータサイエンスの学びの場としてSAS Student Data for Good communityと Data for Good 勉強会について紹介しました。 Data for Goodとは様々な社会問題に対し、データを用いて解決する取り組みです。今回はData for Goodの具体例としてシアトルの交通事故改善を紹介しました。学生が主体となってこの活動をより推進するため、SASではと「Data for Good勉強会」と「SAS Student

Data for Good | SAS Events | Students & Educators
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第二回Data for Good勉強会 活動レポート

SAS Japanでは昨年末より”Data for Good”の達成を目指す学生コミュニティ「SAS Japan Student Data for Good community」を運営しています。このコミュニティでは生物の絶滅と人類との関係の分析や通勤ラッシュ時の鉄道混雑緩和など、データを活用した社会課題の解決に取り組んでいます。 二回目となる今回の勉強会では、DataKind社の事例から精神疾患に苦しむ人の生活の向上をテーマに、課題の設定方法をメインに学びました。 精神疾患に苦しむ人々に質の高いケアを提供する 今回扱った事例は、Data for Goodを推進する社会団体であるDataKind社とイリノイ州シカゴで精神疾患の患者を支援している非営利団体であるThresholdsが共同で行ったプロジェクトです。 精神疾患の患者が引き起こす傷害事件や、自殺者の増加、子どもの登校拒否など、精神疾患が原因の社会問題はアメリカにも深刻な影響を与えています。Thereholdsは治療機会や住居の提供を通して精神疾患のある人々の支援を行ってきましたが、資金/人手不足により精神疾患患者に質の高いケアを提供することは困難を極めていました。 そこでDatakind社と共同プロジェクトを開始し、「支援を優先すべき患者を把握する」ことで限られたリソースの中で質の高い支援を行うことを目指しました。このプロジェクトでは、実際のアプローチとして 患者データを一括管理できるデータウェアハウスの構築 支援者が使いやすいダッシュボードの作成 患者間のリスクスコアリングのための予測モデリングの基礎の開発 に取り組んでいます。 3の予測モデリングでは、支援を優先すべき患者を予め把握することで問題解決につなげることを目的にしています。今回のプロジェクトで予測モデリングの土台を築き上げられたことから、今後は精神疾患患者の支援に最良な意思決定のサポートができるようになる見込みです。詳しい内容は記事DataKind社の事例紹介(英語)をご覧ください。 解くべき課題を設定する DataKind社は「支援を優先すべき患者を把握する」ことで資金や人手不足の中でも質の高いケアを提供することに挑みました。 では自分たちならこの問題のどの部分に着目して「課題設定」を行い、その課題を解くにはどのようなアプローチが考えられるのか議論しました。 その中で興味深い意見としては、 課題を「精神疾患の早期発見」と設定し、その解決策として「異変に気付きやすい周りの家族・友人が、簡易的に精神疾患をチェックでき、次にとるべき行動を示してくれるアプリケーション」 といったものがありました。 このアプローチは急な病気やけがの際にインターネット上で緊急度を確認できる救急受診ガイド(東京消防庁)と似た発想であり、どちらも限られたリソースを上手く活用するために機械で判断が可能な部分は機械に任せ、人間がより重要な仕事に時間を割けるようにする取り組みといえます。 上記以外にも様々な意見を交わし、課題の設定方法を学びました。 普段私たちは与えられた課題を解くことはあっても、自分たちで課題を設定する機会はあまりないように思えます。しかしデータ分析において課題の設定は非常に重要で、勉強会を通して意見を共有しながら議論を進められたのは、私たちが取り組んでいるプロジェクトを考える上でも参考になりました。 コミュニティメンバー募集中! SAS Japan Student Data for Good communityでは引き続き学生の参加者を募集しております。社会貢献を目指す活動を通してデータサイエンティストの役割である「課題の設定」から「データを用いた解決法の提示」までの一連の流れを経験できます。 興味をお持ちでしたら下記の事項をご記入の上JPNStudentD4G@sas.comまでご連絡ください。 大学名 / 高校名 名前 メールアドレス また、第4回を迎える学生向けセミナー「データサイエンティストのキャリアと活躍のかたち」 は2019年7月25日(木)19:00~ SAS東京本社(六本木ヒルズ11F)にて開催予定です。 現場で活躍されているデータサイエンティストの方々から、具体的なお仕事の内容や学生の内に学ぶべきこと等をお伝えする予定です。 みなさんのご参加お待ちしております。

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