社会課題の解決に向けて一緒に考えてみよう~GatherIQの魅力~(第一回)

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現在、世界規模の大きな問題が多く存在しています。その問題は、飢餓、貧困、差別、異常気象など、どれも解決が困難なものばかりだと思われます。SASでは、これらの問題の解決に向けて多くの人の助けを借りるための手段の一つとして、GatherIQというアプリの提供を行っています。今回はこのGatherIQについて、その内容に触れつつご紹介します。

GatherIQとは何か?

GatherIQはData for Goodの一環で作製されたアプリです。まず、Data for Goodとは、世界的に解決の困難な問題を取り扱うNPO団体などを通じて得られたデータを分析し、世界の課題を解決してより人々を幸せにする取り組みのことです。GatherIQの最大の特徴は一般人参加型のアプリケーションとなっているという点であり、これによりPCからの利用のみならず、アプリのダウンロードによりスマートフォンからの利用も可能となっています。また、NPO団体等から得たデータを分析したものを自由に取得できるため、研究の題材としたり、自身の学習に使用したりすることができるようになっています。

その内容は具体的にどのようなものなのか?

GatherIQでは「貧困の根絶」や「男女平等」、「健康」などの多岐にわたった17のテーマを扱って世界の課題を解決する糸口の提供を行っています。GatherIQのデータは、様々な形式で提供されています。

テーマごとにデータが分けられており、その形式も様々である。

これらの形式はその使用場面に応じて特化しています。つまり、テーマの概要を知りたい時にはOverview、気軽に見たい時は動画やクイズ、データをより多く知りたい時にはデータストーリーの閲覧を、というように多様な用途での使用が可能となっています。

さて、今回はGatherIQの提供しているデータの中から、「教育品質」のテーマについて取り上げてみたいと思います。

教育はなぜ大事なのか?

社会を繁栄させるには、働き手の潜在的な知識レベルが高いことが必要不可欠であるといわれています。多くの専門家は、教育が発展的な進化を遂げているとき国は繁栄すると発言しており、経済の安定性と成長率が教育と直接的に結びついているとも発言しています。特に、初等教育である計算力や識字力は将来経済成長の際に必要とされる技術を見通す力を得るために必要不可欠であるとされています。教育の水準の上昇により、個々人の知識のレベルが上がるため、雇用率が上昇します。そのため、結果的に経済及び、国全体が発展します

"Inclusive Education - Education Equity Now" UNICEF Europe & Central Asia

何が課題なのか?

未だ尚、学校に行くことのできない子供や、教育を受けることのできない子供は一定数存在します。世界規模で見て、小学校に行くことのできない子供は2015年の時点で6,300,000人存在し、これは1975年と比べると半分にまで減少しましたが、それでもまだたくさんの子供が必要最低限の教育すら受けられていないことがわかります。全ての子供が必要最低限の教育を平等に受けられるようになるには、まだまだ及んでいないということがこのデータからわかります。

変化しつつある各国の意識

しかし、グローバルな視点から見ると、世界的には教育を推進する傾向にあると考えられます。世界的な識字率は過去30年の内に劇的に上昇していることが判明していますが、この背景には多くの国がinclusive education(全ての子供が平等に教育を受けられ、個性を尊重して学ぶ教育方法)を取り入れているからであると言われています。

特に、北アフリカや中東では一世代の違いだけで識字率の上昇が著しくなっています。一方で、世界的に見た教育レベルとしては、一部の先進国は低迷状態にあるようにも感じられます。USAは教養のある国としては、世界6位に位置していますが、計算力と識字力のテストスコアランキングでは世界31位となっています。

教養のある国ランキング(上図)ではUSAは6位だが、計算力と識字力のスコアランキング(下図)ではUSAは31位である。

ここから、USAは他の国に比べて計算及び識字の習熟度において遅れを取っていることが示唆されています。GatherIQの記事では、教育を推進するためには、教育者や生徒を確実に支援するための政策を制定することが第一であると述べられています。生産の効率化や経済成長を促すためには、各国がより真摯に、子供たちに教育を享受させる取り組みについて熟慮することが必要不可欠でしょう。

このように、GatherIQを用いて一般の人でもデータを用いて考察や現状認知を行うことが可能です。他にも、教育のテーマに対して、これから子育てを行う主婦の方や教育関係者の方にとっては、GatherIQのデータから初等教育が国にとっても当人にとっても非常に重要であることが読み取ることができるかも知れません。そこから、初等教育を受ける子供たちに念入りに教育を促す動きが生まれる可能性は容易に予測できると思います。

以上がGatherIQの御紹介でした。GatherIQについて更に知りたいという方はこちらからアクセスください。また、SASのWebページブログではData for Goodに関する考察や情報も公開していますので、併せて御覧ください。

SAS JapanではStudent Data for Good communityを開催し、Data for Goodの達成を目指す学生の参加を募集しています。

興味をお持ちでしたらJPNStudentD4G@sas.comまでご連絡ください。

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東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 3年

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